今日は叔母が定期診察を受けている総合病院で、整形外科の受診日だったので付き添いました。本日の訪問時間は、自宅の出発時間が8:30、帰宅時間19:30でした。なかなか今日もハードな1日でした。
本日のお仕事
①病院付き添い(市民病院整形外科)
②保険会社商品提案に同席
③金融関係書類の整理
本日の主な仕事はこの3つでした。
勝手に他院を飛び込み受診していた
この日一番大変だったのは病院の同行です。そもそも、整形外科は近所のかかりつけ医で診てもらっていたのですが、ある日を境に通院をぴったりとやめてしまっていました。(後日判明)それまでリハビリを含めて2-3日に1回、2年以上前から通っていたのにもかかわらず💦
ある日電話がかかってきて「右足の太ももがピリピリする」と言うので「湿布してみたら?」や「痛み止め飲んでみて」と伝えたのですが、その数日後、突然予約もなしに、市民病院の整形外科に飛び込みで行ったという話を母から聞いてびっくり。(叔母からは報告なし)
叔母は以前に「今の整形外科は頼りない(よくならない)から、紹介状を書いてもらって、市民病院に転院したい」とは言っていたのですが、その市民病院は、病床400床以上の大規模病院で、ただの神経痛くらいでは診てもらえない病院です。(特定療養費が必要な地域中核病院です)昔は誰でも気軽に受診できる市民病院でしたが、もう何十年も前に変わっています。
しかし、80歳の叔母にとっては【そんなことは私の知ったこっちゃない】と、未だに近所のかかりつけ病院のように考えています。
私は「かかりつけ医の先生が頼りない」や「神経痛がよくならない」というような理由だけでは、市民病院への転院は無理だと何度も叔母に説明しているのですが、すっかりそれを忘れて、独断でその市民病院に駆け込んだということでした。(足が痛いにもかかわらず、また自分で車を運転して…)
びっくりして叔母にその日の経緯を尋ねてみると、受診当日、初診受付カウンターで「予約も紹介状もないけど、痛いから来た」と言うと「膠原病内科(診察歴あり)で診ますねと言って診てくれた。そしてそこから次の日の整形外科を予約してくれた。足は別に何もなかった」ということでした。
しかし、私が推察するに「痛い痛い」という80歳老婆が、付き添いもなく1人で車でやってきていたら(駐車券の無料処理をしてもらってるので、車で来ていることも解っているはず)さすがに病院も「紹介状がないと診れません」と無下に追い返すことはできなかったのでは?と推測。
「市民病院も今は、紹介状や予約がないと、初診の診察はできないんだよ」と叔母に説明していたのですが、非常に頑固な叔母のことですから「他の科にかかっているのに、なんで見てくれないの?!」とごねたのではないか?と思われます💦
(「私は80年近くここに通ってるのに!」とお得意様感を全面主張した可能性も…)
その病院の膠原病内科には半年に1度、定期検診でかかっているので、多分そちらで一旦診ましょうか、と割り込みで入れてくれたんだと思います。(予約もなしに診てくれ、本当にありがたい限りです)
なのに叔母は「診てくれたのはいいけど、めちゃくちゃ待たされた!朝一に行ったのに、診てくれたのは昼前や!」と激おこでしたが…。
結局、膠原病内科では異常なしでしたが、痛い痛いという叔母を心配して、先生の配慮で、膠原病内科から翌日の整形外科の予約を取ってくれたんだと思います。(ご迷惑をおかけして申し訳ない)
そして膠原病内科で診てもらった翌日、整形外科を受診していました。2日とも自分で運転して病院に行けるほど元気な叔母は、もちろんレントゲンでも異常なし。(たぶん痛みも既に消えていたのでは?)
結局、メコバラミン(ビタミン剤)だけを処方され、またひと月後に再診の予約を取ってくださったとのことでした。そして、その予約日が今日だったのでした。
あれからどうですか?と聞かれるも…
飛び込み受診のひと月後であった今日、再診に付いて行き、一緒に診察室に入りましたが先生の「あれから痛みはどうですか?」の問いかけに叔母は「どこがですか?痛いって?」と聞き返す…。どうやら私と一緒に病院には来たものの【何で今日、病院に来たのか】は、どうやら解っていなかった様子。
実は前回、こちらの整形外科を受診した時に処方箋をもらい、近所の薬局に持参したら「この薬は、この間かかりつけの整形外科で、同じものを貰ってますよ?」と薬局の薬剤師さんが気づいてくださり、突撃受診した市民病院の整形外科に電話連絡してくれ、処方箋を取り消しにしてくれたという経緯がありました。(重複処方の取り消し)
市民病院の整形外科を受診した際、お薬手帳を持参してはいたようなのですが、先生に【他に受診している整形外科があるのに、市民病院に来た】ことは知られたくなくて(この辺はルールを守っていないという記憶があったようです)お薬手帳を見せなかったために【重複処方】が発生していました。
しかし、調剤薬局の薬剤師さんが気づいてくれたおかげで(田舎過ぎて処方箋薬局が少なかったので、幸運にも気づいてもらえました)重複服薬が未然に防げました。
今回はまだビタミン剤だから良かったものの、抗生物質や鎮痛剤など、効き目の強い薬であったら、もしかすると健康被害に遭っていたかもしれません。
叔母は過去に肝臓がん治療の治療歴があり、その後肝硬変になっていて、肝機能が低下しています。膵臓の萎縮もあって、重複投薬はかなりのハイリスクかと思われます。
今日の受診では、前回薬局さんから病院に連絡を入れてくれていたので、処方箋取り消しがカルテに記録されており、先生から「◯◯整形外科さんに通っていらしたんですね?」と聞かれました。
「はい、通ってました、今はもう行ってないです。これからはこちらで診てもらおうと思ってます。」と叔母。
しかし、こちらは今は地域中核病院なので、ちょっとした痛みがある程度(ビタミン剤で治まるレベルの)で通うことは出来ません。それについての説明が先生からあり「今後は元のかかりつけ医に通って、何かあれば紹介状をもらってから来てくださいね」と言われた叔母。
私が何度説明しても納得してくれなかった叔母でしたが、若いイケメンの先生から説明されると「わかりました」と素直に返事をして、すんなり納得してくれたようでした。
後から待合で「あの先生、若いししっかりしてるし、男前やったな」と嬉しそうな叔母でした。かかりつけ医はお爺さんなので、「マッサージしてもらっても全然治らない」と文句ばかり言っていましたが、市民病院の若い先生に言われると、マッサージも何もしていないのにアドレナリンが出て?「痛みもなくなったわ」と、上機嫌でした。(あー疲れました💦)
1人での病院受診が難しくなってきた80歳
昨年秋で80歳を迎えた叔母ですが、やはり80歳になると、たった数年の違いでも【70代と80代では違う】ということがだんだん増えてきたように思います。
私は週に1度しか訪ねていませんが、普段の生活の中で、周りの人にはちょいちょい迷惑をかけているように思います。
病院受診にもここ1年、検査結果の日には同行するようになりましたが、それまでの叔母の「結果を聞いてきたけど、何もなかった」は、実は全然信用できないということが判明しました。
消化器内科では「膵臓が年齢の割には萎縮度合いが大きい。もしかすると膵臓がんであったら怖いので、念の為、胃カメラを撮りたい」という説明も「消化器内科で胃カメラの健診受けてくるわ」になっていた経緯があります。【症状があっての検査】と【健診】では大違い!雲泥の差ですからね。
検査結果を一緒に聞きに行って、初めて【膵臓がん疑い】の話を聞いて、びっくりしたのですから😱えー!ただの健診とちゃうやん!膵臓がん疑いなんて話は、初めて聞いた!!と。
叔母は肝臓がんの治療した経験があり、今は寛解してはいますが、いつ再発してもおかしくありませんので余計に心配です。
そのことがあってからは、かかりつけ医以外の中核病院での受診には全て同行しています。叔母の言う「何もなかった」は「年相応以外にも多少の異常がみられるが、今すぐ治療をする程では無いだろう」という説明を、最後の部分だけしか理解できずに「何もなかった」と言っているだけなのでした。
80歳という年齢的な老化現象や病気疑いは、実はうちの母親以上に抱えていることが判明したのでした。
難しい説明や臓器の名前や役割も、今は記憶したり理解したりができないようなので「大丈夫」は鵜呑み出来ません。
80歳を過ぎるとこのような点にも注意が必要かと思います。「何もない」は、「説明してくれたが何も覚えてない」であると疑いましょう(笑)