
2023年2月に経験した【施設見学の無料ランチ】をきっかけに、施設の資料集めをする様になった叔母。しかし気持ちの方は「まだまだ入らない!」と言い張るなど、行動と言動が相反する状態になっていました。今振り返れば、あれが【MCI(認知機能障害)の時期】であったと思います。
とにかく【高級ないい所に入る!】が口癖
2023年の2月に比較的自宅から近い施設に見学に行った叔母(堺市)。南大阪を拠点とする自立から入れる有料介護付き老人ホームでしたが、叔母は【愛犬がいるから今は無理】と、2回もランチ付き見学会に行きながらも断ってしまいました。
じゃあ2回も見学に来るなよ💢
と、施設の方はお怒りだろうな…💦
それ以降、叔母は「あんな古臭い田舎の施設は嫌だ」と言い出し、
「どうせ入るなら施設から百貨店に買い物に行ける都会の施設がいい」や
「古い汚い所はイヤ。貧乏人が多そうな所もイヤ」
「大阪市内の便利のいい場所なら、あんたも来やすいやろ?」と私に言うようになりました。
「大阪市内になると、入居の一時金も高いよ?」と確認しても
「私は高級な老人ホームに入るのが夢や!いくら高くてもいい!最高級な所に入る!」
と、その当時は言っていました。(内心はそうではないが…)
昔は自宅から電車に乗り、ひとりで百貨店まで買い物に行っていた叔母でしたが、70歳を過ぎてからはほぼ行っておらず、また本来【超倹約家】であることから、高い買い物などする気は一切ありませんでした。(ブランド品や宝飾品などもほとんど持っていません)
その叔母が【施設に入ったら百貨店に買い物に行く】というのはありえないなーと思っていました💦
たぶん叔母は
【高額な施設に入れば、自分の望むもの全てがついている】
程度の考えなんだろうなーと。
【施設に入ったら、こんな事をしたい】というような具体的な希望や目標がないので、漠然と言っているだけなんだろなと思います😰
しかし、あまりに何度も「大阪市内の便利の良い場所の施設のカタログを取り寄せて欲しい」と言うので、何軒か取り寄せて叔母の所に持って行きました。
その際、叔母の名前で施設の資料を取り寄せてしまうと、
また勝手に【ランチ付き見学会】に申し込んでしまうな…
と思い、叔母宅に直送するのではなく、私の所に届くようにして、私が叔母宅の訪問時に持って行くようにしました。入る気もないのに、また見学に行きたがるのが一番厄介💦
営業担当や施設責任者さん方は、叔母に入ってもらうために【褒めて褒めて褒めちぎる】のですが(笑)、叔母はそれが嬉しくて嬉しくて仕方ない。若い、キレイ、賢い、センスがいい、元気、何もかも素晴らしい!と、大絶賛の大合唱です。
よって
【入る入る詐欺】←入る気は全くないくせに
が発動…。
褒めちぎられて【その気】になった叔母は、帰りには「前向きに検討しますね。いいわー、ここ。こんな施設が理想だったのよ」など、相手をその気にさせるような【おべんちゃら】を連発するのです💦(さすが店頭に立ち接客していただけある)
これをされてしまうと、向こうもその気になりますから(見た目からは認知症?とは思えないほどしっかりしていることもあり)ホントに後々大変なのです😭
(結構な頻度で営業の電話がかかってきますからね)
前回もお断りするのが大変だったので(仲介に入った保険屋さんからも催促が来た)私は叔母が本当に施設に入る気になるまでは、もう絶対に見学には行かない!と決めていました💦
私が取り寄せた資料の中には【ペットと入居出来る施設】もありました。叔母に施設に入ってもらうには【犬も一緒に入れる施設】でないと、自立のうちに入ってもらうのは絶対無理だな、と考えていました。
先延ばしにするため、母と入ると言い出す
2022年の11月に私の妹が病気で亡くなり、叔母が施設見学を始めた頃には、既に母も独居となっていました。同じ大阪府内に住んでいる2人ですが、北と南のかなり離れた地に住んでいるので、年に数回、中間地点の駅でランチに行く程度しか会えていませんでした。
お互いパートナーがいた頃には「1人になったら一緒に住もうね」と言っていましたが、実際それぞれおひとり様になっても、共に愛犬や愛猫を抱えていることから(話し合いを何度もしたが)【ペットも高齢だから引っ越すと可哀想】と、母と叔母のどちらかがどちらかに身を寄せる、ということも難しく、同居はまだ実現出来ていませんでした。
しかしこの時点で私は、叔母が自立で施設入居するならば、犬がいたとしても【今の時期しかない】と考えていました。何故なら
①たくさんの持病があるが投薬で治まっている
②今の土地を離れ、新しい土地に馴染めるか?
③新しい住まいの設備(操作)を覚えられるか?
④新しく友達を作れるか?
これらを考えると【年齢的なタイムリミットは今ではないか?】と考えていました。
「お母さんは猫2匹だから、今すぐの施設入所は難しい。でも叔母ちゃんは、今から犬と一緒に入れる施設があるよ」と説得していました。
すると、それまでは
【犬の看取りを済ませてから入る】
を口実に、施設入所を拒否していた叔母でしたが、【犬と一緒に入れる施設】を私が見つけてきたことから、先延ばしにする言い訳がなくなってしまいました😅
すると叔母は
「妹の猫の看取りが済んだら、妹と2人で入る」
と、先延ばしにする理由を【母と2人で入居する】にすり替えてきたのでした💦
それ以降は【2人で入れる有料老人ホームの資料を取り寄せて】に変わりました。
母本人は「姉ちゃんと同じ施設に入るのは絶対にイヤ!!」と大々的に拒否してましたが(笑)
「毎日毎日ギャーギャー文句言われるのはうんざり。電話だから聞いてるふりして逃げてるが、一緒に暮らしたら逃げられない!」と言っていました。
一時は忘れるも再び入る入る詐欺が発動
資料をあちこちから取り寄せ、あそこがいい、ここがいいと見ていた叔母でしたが、車のことや免許のことで色々あったりで、他に意識が移っていったこともあり、しばらくは施設入所のことを忘れてしまったようでした。(この頃にMCIから認知症に移行していきました)
こちらから尋ねて「見に行く!」となるとまた大騒ぎになることから、私も母も黙って【その話題を避けるようにして】放置していました。
それでも風邪を引いて寝込んだり、秋の台風が来て地域に注意報が出るなどした際には、
【1人では不安だから、やっぱり施設に入る!】
と言い出し、新聞広告で見た施設に資料取り寄せの電話をしたり、スマホで調べて「ここはどうや?」と私に相談してきたりしました。
しかしその頃には叔母の軽度認知障害(MCI)も認知症へと進み、それまでは「たまには自宅に帰りたいから近くの施設にする」と言っていたのに、大阪府内でも叔母宅からかなり離れた遠方の施設や、他県の施設の資料を取り寄せる様になりました💦
「叔母ちゃん、こんな遠い所に入ったら、私、よう会いに行かんで!」と言うと
「え!ここ、そんなに遠いか?」というような事が増えていました。長年、車に乗っていた叔母なのに、どの位離れているかが解らなくなっているようでした。
広告に書かれたキャッチコピー(見出し)だけで取り寄せていて、施設の内容や特色などの記事は全く見ていないようでした。
そんな事を繰り返しながら、なんとか【無料ランチ付き見学会】を避けて避けて、何とかしのいでいましたが、2024年の夏に体調を崩したのをきっかけに、
【やっぱり施設に入る!!】と施設入所が再熱。
「もう見学の予約を取ったから!」
と連絡が来たのでした。
この2024年の夏は、叔母が脳神経外科で【認知症と高齢者てんかん】の診断がついた夏でした。
その数ヶ月前から「おかしな事ばっかり続く💦」と言い出していたこともあり、本人にも【もしや認知症では?】との自覚が出始めているのでは…という時期でもありました。