婆推手帖〜ばばおしてちょう

母と叔母、時々姑+舅の推し活(親介護)記録。現在は叔母の認知症介護を中心に紹介しています。

【認知症】有料老人ホームへの自立入所を断念(1)

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2023年2月頃から2024年10月頃までにかけて、叔母の施設入所に関して色々と奔走しましたが、ようやく2024年の11月に【(自立では)施設に入所しない】という決断が出ました。結局この約1年半、私や母、周囲の人たちをさんざん振り回した叔母。【自立で入所するには、既に遅すぎた】ということを実感しました。

義叔父を看取った後は施設に入る!というも

2021年の11月に義叔父が亡くなり、一人暮らしになった叔母。その時点で義叔父享年88歳、叔母78歳でした。

叔母と義叔父は子のいない夫婦で、そのため叔母は50代の頃から「私1人になったら、この不便な家を離れて、高級老人ホームに入る!」が口癖でした。

しかし、いざ義叔父が亡くなると「まずは荷物を減らさないと施設に入れない!」と言い、義叔父の遺品や家財道具などの処分に必死になっていました。

その後すぐ、2022年の春に叔母が頚椎の病気になり、一時は命の危険にも遭遇したのですが、3ヶ月の入院を経て、何とか元気に自宅に帰ることが出来ました。

この入院を機会に「今回の病気はなんとか治って帰宅出来たが、再発もありえるので、施設に入るなら今ではないか?」と、母と私と妹の3人は施設入所を考えるよう勧めました。

しかし叔母は「まだまだ元気!もうしばらく1人で大丈夫」と、首にコルセットを巻いての生活をしながら、施設入所を先送りにした叔母でした💦

(コルセットは半年ほどで取りましたが、再発の可能性は変わらずあります)

確かに今は愛犬がいるため【犬の看取りが終わるまでは入らない】という気持ちもわからないでもないのですが、犬は叔母の入院中と同様、私のうちで預かるよ!と提案しましたが、頑なに入所を拒み続けました。

それでもいつもの口癖が頻繁に出ます。

「私は優雅な老後を送るのがずっと夢。高級老人ホームに入って、のんびり趣味を楽しみながら余生を送る!」

と何度も言うのですが、実際は古い造りの段差だらけの自宅で、無駄に広い庭の植木の世話だけで1日が終わってしまうような生活です。

時間があるにも関わらず、掃除や片付けに追われ、趣味に手をつける事ができない日々を送っていました。

叔母よ、78歳。【その優雅な老後は今でしょ!】と、母と私と妹は内心思っていました💦

しかし、認知症の診断がついた2024年の夏、2022年を振り返れば、「身の回りを片付け終わったら施設に入る」と言っていたのは実は既に老後というもの自体を理解出来なくなり、その時既に【今の家を離れられない不安感との戦い】が叔母の中で始まっていたのでは?と感じました。

この【3ヶ月の入院の後】をきっかけに、軽度認知障害(MCI)が進行したのでは?と思われます。

生まれた土地から離れたことがない叔母

叔母は生まれてからずっと同じ地域で暮らしています。実家は祖母が亡くなった際に家終いをしたのでもうありませんが、義叔父と結婚してからもずっと地元暮らしで、他の地域で暮らしたことがありません。

今の家も結婚してからしばらくして義叔父が建てたので、40年以上生活しています。しかしその家を建てる際には色々問題があり、叔母が大病での入院中に、叔父が設計士と勝手にプランを決めてしまい、叔母の意見は全く入らず完成。(義叔父はかなりの暴君でした💦)

当時、モダンとされていた【リビングダイニング+小上がりの畳敷き】がある間取りで、導線上は段差だらけ😱

また、義叔父念願の池を中庭に作ったのは良かったのですが、どの部屋からも中庭が見えるようにしたため、各部屋が庭を囲んだコの字に配置されたことで、狭い孤立した細切れの居室になっていました。それが仇となり、義叔父を在宅介護する際には介護ベッドが入らず、結局リビングダイニングに無理やりベッドを設置。付き添いの叔母はキッチンの床に布団を敷いて寝る羽目になっていました💦

【義叔父の老後を完全に無視した贅沢志向】は庭以外にもあり、無駄に広い浴室→冬場は浴室がなかなか温まらず、寒くて掃除も大変。玄関庭の飛び石→高齢者には【つまづくための石】でしかないし、【鯉もいなくなった池】は、完全に水抜き出来ないため、雨が降れば巨大な水たまりとなり、ボーフラが湧きまくるわ、苔だらけになるわで、大変なことに…。正直、高齢者が住めるような家ではありません💦

本当なら義叔父が70代の若いうちに改築するべきだったのです💢

しかし義叔父は【ワシが亡くなったら、お前は高級老人ホームに入れ!】と叔母に言っていましたので、改築費用は丸々【叔母の施設入所費用】として残したんだと思われます。

そのことについても独居になった叔母に話しましたが、やはり【生まれてからこの土地を離れたことがない】事があるからか

「家には時々帰りたいから、家から離れた施設には行きたくない」

と言ったり

「せっかく夫が建ててくれた家を離れるのは悪い」と言って、施設に入ることを先延ばし先延ばしにしてきました。

今の土地や家から離れたことが無いため、暮らしを変えること、知らない土地に行くことに、大きな抵抗があるようでした。

初めて施設見学に行くがその目的は

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2023年の2月に初めて叔母本人から「隣市にある有料介護付き老人ホームに見学に行きたい」と言って来ました。それまで全くその気にならなかったのに?と不思議に思い、その理由を聞くと、生命保険の外交員さんから勧められたということでした。

「私の担当のお金に余裕のある方々が皆入っている」と勧められ、断りきれなくて行く、と言うのです。

叔母は少し見栄っ張りなところがあり、自分自身は全く興味がないことでも、他人から「お金持ちの人はこんな風だ」と聞いたり見たりすると、さも自分もそうであるかのように話を合わせることが多々ありました。(実際に小金は持ってますが)

しかし、それだけで行くの?と不思議に思い、よくよく話を聞き出すと、見学を決めた一番の理由は【無料で懐石料理のようなランチが食べられますよ】という所に食いついたようでした(笑)

まず叔母は母を連れて2人で見学に行き、ランチをご馳走になりました。それで気を良くして、次は私を誘って再び訪問。ランチをご馳走になった後にお土産まで頂き、営業担当には【奥様はお若い!凄い!素晴らしい!】とヨイショしまくられ、あたかも【来月には契約か?!】と言うくらい良い顔をして帰宅した叔母でした。

しかし翌日には「あんな古臭い汚い年寄りばっかりのとこ、まだまだ先の話や!」と。要は、

①ただでランチが食べたかっただけ

②紹介してくれた保険屋の顔を立てただけ

③一度どんなところか見たかっただけ

なのでした💦

【完全なひやかし見学】

で、入る気は全くのゼロ!でした(涙)

この頃から叔母は【自分はまだまだ年寄りではない】という主張を強く、全面的に、大々的にアピールする様になりました。

言動や行動力、体力は年齢より若いかな?ですが、そこはどう頑張っても79歳(当時)。小柄で筋肉皆無の痩せ型、完全白髪で薄毛、着ている物も年相応のシルバーファッションですから、誰が見ても【後期高齢者】にしか見えません(笑)

しかし本人は【70歳くらい】いや、【なんなら60代後半くらい】だと思っているような口ぶりなのです…💦

「施設なんかまだまだ先や!あんな年寄りばっかりのところに入るような年じゃない!あんなとこに入った方が、ボ◯てしまうわ💢」と、事あるごとに文句を言っていました。

【施設に入る入る詐欺】の始まり

この頃から、施設に入る気はないのに、やたらと【資料を取り寄せて欲しい】と言う様になりました。どうも1件目の施設見学で、ランチを無料でご馳走になったり、手土産をもらえるのに味を占めたようでした💦【変なこと知ってしまったな…】というのが私の印象でした。

叔母はお得やタダが大好きな【超】のつくほどの倹約家😰

なので、ただでご馳走ランチが食べれたのが嬉しくて仕方ないようでした。

叔母は決して貧乏ではなく、高い施設にも何の問題もなく入居できる資産は持っています。だけど「使わないこと、得すること、節約すること」に異常な執着を持っていました。これがこの先の【施設に入る入る詐欺】に発展していきました…。