婆推手帖〜ばばおしてちょう

母と叔母、時々姑+舅の推し活(親介護)記録。現在は叔母の認知症介護を中心に紹介しています。

【認知症】元気過ぎる認知症が一番厄介(1)

叔母が【認知症】と診断されて2025年8月で1年になりました。今年の夏はコロナウイルスにもかかり大変でしたが、叔母は相変わらず電動アシスト自転車であちこち元気に走り回っています💦時々【叔母を奮い立たせるあの原動力は何なんだろう…?】と不思議に思います(笑)

車を降りて電動アシスト自転車を購入

2024年12月に運転免許証が失効した叔母は、車の売却でもすったもんだしましたが、なんとか自身で車を売却してくれました。

車がなくなった後は、いよいよ諦めて、普通自転車であちこちウロウロ出かけていましたが、「漕ぐのがしんどい!」とずっと文句を言い続けていました💦

身長150cm未満、体重40kg。筋肉もほとんどない小柄な痩型ですから、かなり大変だと思います。

本当なら81歳ですから、そろそろ自転車も降りて欲しいところなのですが、そうなれば更に叔母の筋力が落ちるのは明白なので、認知症の進行予防と、寝たきり防止のために、自転車を漕ぐことが

【フレイルの進行を予防するための運動になるだろう】

と思い、見守ることにしています。

車を降りて2ヶ月ほど経ったある日【母が電動アシスト自転車に乗っている】ことを思い出した叔母は「私も電動アシスト自転車を買う!」と、近くの大型チェーンの自転車店に見に行くと言い出しました。

【認知症】との診断がついて、半年後のことでした。

自転車代金支払いでひと揉めあり

実は電動アシスト自転車の購入については、運転免許証が失効する前、「車を処分して、電動アシスト自転車に乗り替えて欲しい」と、私と母が話していた時期がありました。

その時は「普通の自転車があるのに、電動アシスト自転車を買うなんて勿体ない!」とずっと拒否していました😰

普通自転車の下取り価格が「0円もしくは1000円」と言われたことが原因でした💦

車に乗っていた時の叔母は、ほとんど自転車には乗っていなかったので、3年前に買った普通自転車は新品同様。それでも22インチと小さい自転車は需要がないせいか、下取り価格は変わりませんでした。

それに叔母は腹を立て、「普通自転車を乗り潰すまで乗る!」と息巻いていたのでした。

しかし、いよいよ普段の買い物で、普通自転車を漕ぐことがいかに大変かを身を持って実感した叔母は、

「電動アシスト自転車を購入する!」

と言いだしたのです。(下取り価格は安いから、普通自転車は売らずに置いておく!と、現在2台持ちです😅)

購入の下見には私も同行し、叔母には2車種を試乗させてもらいました。体格に合わせてサイズを選んでもらい、操作もなんとかスムーズに出来たので、問題なく乗れそうだな、となり安心しました。

その日は一旦帰宅したのですが、叔母に【今週中に現金で購入すれば、1万円値引き出来ます】と言われたことをノートに記入しておきました。

しかし、日にちの記憶が日々怪しくなっている叔母は、私が書いたノートを全く見ておらず、買うことも数日忘れていた様でした。

それを思い出して注文に行ったのは翌週。月も変わっていました。(叔母は現金も持たずに行ったので、代金はクレジットカードで決済していました💦)

自転車を購入した後にノートの記録を見つけた叔母は、言われていた値引きが受けられなかったことに初めて気づき、

「こないだは1万円値引きすると言っていたのに、あの店!値引きを全くしてくれなかった!」

とずっと文句を言っていました😰

キャンペーンが終わってからの注文だから仕方ないのよ…それが理解できない叔母でした。

(最近はずっとこんな調子です…)

納車後、領収書を引っ張り出してきて、自転車屋に文句の電話は掛けたようでした💦

「金を返せとは言わないが、こんなあこぎな商売をしてたら、お宅つぶれますよ!と教えといてやった!」

と鼻高々に言っていました😱

そんなこともありましたが、納車後、バッテリーの充電方法もなんとか覚えられて、1人で電動アシスト自転車が乗れるようになりました。(まあ、よかったかなーと)

バッテリーの扱いを覚えられないのでは?(新しいことが覚えられないと)心配していましたが、安心しました。

それでもバッテリーを充電する度に、取り扱い説明書を引っ張り出してきて、長々読んでいる姿が見守りカメラで確認出来ています😅

認知症で場所の距離感覚が曖昧に

車に乗っていた時は、犬の散歩以外、ほぼ運動することなく暮らしてきた叔母。歩いて数分の場所にも、全て車で行っていました。(コンビニや病院など)

なので、叔母の足には筋肉がほとんどなく、かなり細い💦

だけどそれを【運動不足】と言われるとおもしろくないので腹を立て、大興奮で反論してきます…(なので今は黙っています)

【筋力がないので、歩くのがしんどい】それもあり、頑なに車を降りることを拒んでいたんだと思います。

車を降りると顕著に表れたのが、【今まで通っていた道順がはっきり解らなくなる】でした。

一駅向こうの病院やお店の位置が曖昧にしか思い出せなくなり、家から遠いのか近いのかが、判断出来なくなっていました。

負けん気の強い叔母は、私には「あの病院の場所を忘れた」とは絶対に言いたくないので、隠しています。しかし母との電話では「最近、病院の場所がよく解からんようになってきた」とぼやいているそうです。

とりあえず、一駅向こうにある病院に、予約した日の予約時間前に、電動アシスト自転車で出発した叔母。

向った方向は正しいのですが、【車で行きやすい道】を普段使っていた叔母なので(6車線国道を通り、少し遠回りしていた)、自転車でもその道を通って行ったようでした。

近い道はいくらでもあるのに、その道しか使えなくなっていました😰(キーファインダーでルートを確認済)

これが認知症なんだな…と思いました。

私は事前に叔母に電話し「一緒に行くよ、車で迎えに行く」と話したのですが、最近は私に対する拒否が強まり

「近いからいいよ、来なくて。1人で行ける!薬をもらいに行くだけだから!」

と言い張る叔母です。

しかし、叔母の「近いから」は車に乗っていた時の記憶なので、実際は3キロほど離れた場所にあります。家からその場所が近いか遠いかの判断が難しくなっていました。

真冬の往復6キロは、電動アシスト自転車でも大変だったと思います(筋力のない81歳には…)

病院から帰ってきた叔母は、すぐ母に電話を掛けてきて「行っても行っても病院の前の道に出ない!あんな遠かったか?!」と言っていたそうです…。

(母は車に乗らない人で、叔母の自宅周辺のこともわかりませんが)

どうやら途中、少し道に迷ったようですが、迷子にはならず、無事帰宅できたようで安心しました💦

叔母は結婚後、自分の実家の隣市に住んでおり、生活圏は子どもの時から変わらず、ほぼ80年間、同じ地域で暮らしていますが、それでも車を降りると、土地勘が曖昧になってしまったようでした。

管轄の警察署に私の連絡先を登録しに行く

叔母は車を降りるまで、歩きや自転車で出かけることがほぼなかったせいもあり、土地勘が急激に曖昧になってしまいました。

それまでは本能的な感覚だけで、普段のお出かけ時に道順を意識せずに乗っていたのだと思われます。

売却した車のドラレコの画像を、叔母には内緒で定期的にチェックしていましたが、うっかり曲がり間違えることが何度かありました。(毎月の墓参り時等で)

元の道に戻ろうと、ぐるぐると同じ道を通っているような画像もありました。

叔母は姑を同居介護しましたし、夫についても最後は施設から自宅に連れ帰り、在宅介護していました。

2人とも晩年には【徘徊】が酷く(親子で似ていた?)よく行方不明になり、警察のお世話になったと叔母から聞いていました。

姑も義叔父も元気な認知症だった(徘徊できる)ということか…😅

それもあり、叔母が電動アシスト自転車を買ってすぐに、私は叔母の住まいの管轄の警察署へ行き、叔母が徘徊で保護された際には、私に連絡がもらえるよう生活安全課にお願いしてきました。

近くの交番が管理する叔母の住民登録カードに、私の名前と電話番号も登録してもらうようにしました💦

叔母が電動アシスト自転車で遠くに行き、帰れなくなるのは、既に時間の問題かも?と思うようになったからです。

姑や義叔父が徘徊し始めた年齢に、今の叔母もなってしまったのです…。

交番は叔母を訪ね、簡単な個人情報登録を既に行っているはずですが、そこに私の名前や電話番号は登録していないはずです。(叔母のことなのでそこまで気は回っていないかと)

【初徘徊】で警察に保護された場合、時間帯にもよりますが、ひとり暮らしの場合、なかなか身元確認ができなかったり、連絡先がわかるまでに時間を要したり、身元引受け人がいないと帰宅も大変だと聞きます。

そうならないように、私の連絡先を登録しておくことで、徘徊保護の先手を打つことにしました。

これが万全策とは言えないことは承知ですが、元気な認知症対策として、できることはやっておこうと思いました😅