婆推手帖〜ばばおしてちょう

母と叔母、時々姑+舅の推し活(親介護)記録。現在は叔母の認知症介護を中心に紹介しています。

【高齢ドライバー問題】(14/完結)運転免許を返納してもらいたい

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免許失効後、私や私の息子に車を盗られたくない!と、慌てて自分で車を売却に出した叔母でしたが「やっぱり乗るから返してくれ!」と言い出し、同時に5回目の免許の更新講習予約をしていました。しかし、事情を知る販売店担当者が機転を利かせ、車は叔母には返さず「高齢者更新講習に合格するまで店で預かります(実際は私が引き取り預かっていますが)」と説得してくださいました。

車は絶対に叔母には返さない覚悟で挑む

今までは叔母のかんしゃく持ちな性格を恐れ、【叔母が認知症である】と言うことには触れず、本人にも面と向かっては言わずに接してきました。叔母は何に対しても常に自分が絶対に正しいと主張し、それを否定されると大興奮で反論、血圧もかなり高くなります。高血圧の薬もMAX処方量飲んでいますし、脳神経外科では、興奮を抑える目的での抗精神薬も処方されています。そんなプライドの高い叔母を逆上させたり興奮させたりすると、介護に対しての拒否が強くなるだけでなく、私の母に対する当たりも強くなることから、叔母には

①高齢者てんかんと言われてお薬が出ている

②過去に脳出血した跡が1ケ所ある

③血管の一部物凄く細くなっている所がある

④過去の頚椎損傷部に衝撃が加わると即寝たきりになる

などを常々穏やかに話し、丁寧に(優しく)【車の運転を禁止された理由】を説明していますが、その場で叔母は渋々納得するも、時間が経ち夜になると、その説明の大半を忘れてしまい、また激怒して母に電話してくるのでした😰

そしてまた「あの医者のおかげで人生めちゃくちゃにされた」や「妹と姪がグルになって私から車を取り上げた」と言い出し、最後には「私の人生や!私の好きにするから、もう放って置いてくれ!」と言い、しばらく連絡が途絶えます💦

その後、言われた通り放っておくと、案の定体調を崩して気弱になり、私に構うな!と言ったことも忘れ「来てくれるか?もう車には乗らないようにするから」となり、振り出しに戻ります😰

今までは黙ってその【無限ループ】を黙認していましたが、車さえ取り上げてしまえば、もう叔母は物理的に車を運転することも出来ませんし、免許も更新講習に合格するまでは、手にすることが出来ません。ようやく【激怒する叔母を恐れる理由】が、なくなったのです!

また、昨年秋に免許公安委員会に連絡したことで、叔母が教習所で高齢者講習に合格しても、免許センターで免許証を交付を受ける際、「家族さんからの申告があり、医師による診断書(認知症と高齢者てんかんについての)を提出をしなければ、今日免許証はお渡しできません」と言われる事を確認していました。

もう恐れるものは何もない!正々堂々と叔母に「乗ることは諦めて」と強く出ることが出来ます。免許失効後に【うっかり失効】の制度を知り、再び教習所を予約したことを連絡してきた叔母。それも1度は取り消したが、ひと月も経たないうちに再び予約しており、叔母の認知症による記憶障害は、初期ではなく中期まで来ているなと判断しました。もう叔母に車の運転は絶対にさせない!!

1月中旬に車を売却の為に引き取って貰ったことは、母に連絡してきていた叔母ですが、それを覆し、翌日には販売店に車を返してくれと連絡したことや、再び教習所を予約したことは、まだ母にも黙っていました。

(私は販売店の営業担当者から連絡をもらい知っていましたが)しかし、友達のいない叔母はその寂しさから、毎日何度も(1-2時間近く)母に電話するのが日課なので、長電話する中、黙っていることが出来ずについに母に告白します。

「あのなー、お前には一応言うとくけどな!私、やっぱり車は返してもらう!今は預かってくれてるが、免許の更新に行ってくるから!お前らが何言おうと、私はもう3年は車に乗るからな💢」と。

しかし母はいつものように黙って聞かず、「好きにしたらええ、もう。姉ちゃんの人生や。自分の不祥事は自分で責任取り。車を諦めないなら、もうkiyoは姉ちゃんところには行かないと言ってる」と告げました。今までは免許は失効していてもガレージに車がある事で、無免許でいつでも車に乗れたので、それが怖くて、頭にきても開き直って「乗ったらええ!」とは言えませんでした(本当に乗って事故を起こしそうなので)。

でももう今は、車は私がガレージに叔母の隠して保管していますので、堂々と言えるのです。これでようやく叔母を突き放す(ような話をする)ことが出来るようになりました。

縁を切られることを恐れ、ついに車の売却を決断

昨年8月以降、脳神経外科で診察を受ける度に「車の運転は禁止です」と先生に言われるも、降りることを拒否し続け、4ヶ月間も車に乗り続けた叔母でした。

認知症初期から中期に見られる【不穏】特有の行動から、短期記憶を失い、重要な物事に対しての理解力も低下し、正しい判断力も失うという、重大な問題行動を起こしていました。

しかも、免許が失効した後も不穏の状態は続き、2回も免許講習の予約を取りました。

しかし、ついに免許と車がなくなった叔母に、母が「好きにしたらええ!もう姪も世話はしない!」と初めて強気で言った事にかなり驚き、動揺してこたえたようでした。

叔母の車をガレージに預けに行ってから2週間後、販売店から私に電話があり

「今、叔母様から電話があり、免許を取るのはあきらめるから、車は売却して欲しいと連絡がありました」と。

ついに!叔母が自分で車の売却を決めたのです!

「今から手続きすると、もう車はお返し出来ませんがよろしいですか?」と担当者が確認すると叔母は「はい」と素直に応えたそうです。

善は急げ!と、私はすぐさま午後の予定を急遽中止し、叔母の車を保管するガレージに飛んで行き、その足で販売店に車を持ち込みました!担当者さんと店長さんに何度もお礼を言うと「お力になれて良かったです」と言って下さいました。

このお店の協力がなければ、叔母はかなりの高確率で事故を起こして車を手放すことになっていたでしょう。本当に感謝しかありません。

TVでは毎週のように高齢者ドライバーの【認知症によるものではないか?】と思われる様な事故の報道があります。逆走、確認不足、判断ミス、認識間違い、瞬時の対応の遅さなど、高齢者ゆえの弱点が露見したような事故ばかり。そしていたたまれないのは、その事故の被害者方々で、なんの罪もない通りがかりの人たち。そんな無自覚や危険回避をしようとしなかった高齢者ドライバーに、突然命を奪われるような悲惨な事故は、絶対に絶対に起こしてはいけないのです。

一歩間違えれば叔母も、もしかするとこのような事故の【加害者】となっていたかもしれません。しかし周りのたくさんの方のご協力があり、無事に事故を起こすことなく、叔母は車を降りることが出来ました。

カローラ南海ネッツトヨタ店さん、本当に本当にありがとうございました。

また、車の返却をした後すぐに教習所に電話すると「ご本人からの申し出で、今日の午前中に予約を取り消されています」と教えてくださいました。ついに、ついに、本当に車に乗ることを諦めてくれたのです!やったー!!私は帰りの車の中でガッツポーズ💪でした!

車の売却を終えたその後〜3年半の戦いに終止符

叔母は最終的に自分で免許更新は諦めてくれたものの、今もなお【何故車に乗ってはいけないのか?】を根本的は理解できておらず、乗れない理由を「脳神経外科の誤診のせいだ」と言ったり、「私や母が叔母を意味無く年寄り扱いし、免許と車を取り上げた!」と電話で突然文句を言ってくる日も少なくありません。(周期的にやってきます)

認知症による記憶障害から、実際には半年間の間に5度も(1回は未遂でしたが)教習所に高齢者更新講習を予約しましたが、叔母は「そんなに何回も私が教習所の予約をしたって!?そんなに何回もしてない💢私を覚えてないように口裏合わせをしたのか!」と言い張ります💦叔母はたぶん直近の1回しか予約した事を覚えていないようです。

今、叔母の手元に残ったのは、販売店からの車の査定書の控えと、通帳に振り込まれた売却金額の印字だけになりました。叔母宅のガレージにもう車はありません。

思い起こせば、義叔父が亡くなったのをきっかけに「そろそろ車を降りる準備を進めて欲しい」と言ったのが今から3年前。叔父が亡くなる直前に、叔母は教習所で高齢者講習を受け、免許の更新をしていました。まだまだ義叔父を自分で介護するつもりでした。しかしその後すぐに義叔父は他界。それから3年、既に叔母は【前回の更新講習で何をしたか】を全く覚えていませんでした。その時に叔母はMCI(軽度認知障害)が始まっていたと思われます。

それから3年して無事失効したかと思ったのも束の間、うっかり失効期間にまた騒動を起こし、半年延長する羽目に(涙)

叔母が最終的に車を売却した今年の2月でしたが、その後まだ6月までは【うっかり失効】として免許の更新ができる期間でしたので、100%安心は出来ませんでした💦

「叔母のことだ、また免許を取る!と言い出すんじゃないか?!」とヒヤヒヤしながら残りの4ヶ月を過ごしました。(免許や車の話にならないよう、会話に常に気を使いながら)

しかし、2025年6月。ようよくその免許失効後6カ月の期間を無事終えました。叔母の【運転免許騒動の3年半】の幕を閉じました。本当に長かった…。叔母本人は【6月で更新出来る期間が終わる】ことは、すっかり忘れていましたが😅私と母は静かにケーキとコーヒーでお祝いしました(笑)

最後に、私が体験した【認知症ドライバー問題】について、次回にまとめます。(14話に渡り、ややこしくなりすみません💦)

私と同じ様に、家族の【高齢者ドライバーの運転免許問題】でご苦労されている方に、少しでも参考になればと、記録に残したいと思います。