婆婆(ばば)推し〜同居しない親介護

3人の婆婆様たちの推し活(親介護)日記

叔母宅訪問日記(2024/10/31)

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今週は叔母がずっと【気分障害の躁状態】です。感情の起伏がこんなに激しいのは、通い介護を始めて2回目。前回あった今年の夏の【躁状態パニック】の後に、認知症の症状がどーんと進んだように思うので、今回も【躁の後の見守り】に気をつけようと思います💦

免許を更新したいと再び言い出す

今月半ばに4回目の脳神経外科を受診した際、医師から毎月恒例の「車の運転はしていませんか?」の確認があり、先生から優しく尋ねられた叔母ですが、「運転していません」 と平然とした顔で答えました💦私がその後ろで「しています」と小さな声で答えた事が気に入らなく、診察後もずっと機嫌が悪かった叔母。帰りの車中でもずっと「あの病院に行ったがために車に乗れなくなった」と盛大に文句を言っておりました。

それでも、その翌日に2回目の運転免許の更新講習の申し込みを(前回、脳神経外科受診後、更新講習をキャンセルしましたが、その1週間後にまた再び申し込みしていました)自分でキャンセルしてくれていましたが、またもやその1週間後に「やっぱり免許は更新する!」と母に言い出していました。(またかー)

今回は私や母にそれを言っても「いいよ」とは言ってくれない事は解っているようで、兄(叔父)に毎晩電話して「妹と姪が車の運転をするなと言う!」と愚痴を言うようになっていました。

しかし、あまりに叔母が毎晩電話してくるので、叔父は母に電話をしてきて「あいつ、おかしいぞ。毎晩同じことを電話してくる」と連絡があったそうです。叔母より3歳年上の叔父はおっとりした性格で(たぶん叔父自身も現在は認知症初期?と思われる節あり)やいやい言ってくる叔母に対して「そうかー。でも、ワシにはよくわからん」と答えていたそうです(笑)なので私の母もおっと幸い!と、素知らぬ素振りで「そうやろ?ちょっとおかしいから、もう乗らんとき!と私も言ってるねん」と、叔母が実際には医師に運転を止められていることを叔父には話さず、適当にあしらうように伝えたそうです。

でないと認知症(?)の叔父が認知症の叔母にややこしい話をすると、余計にややこしくなってしまいますからね😅

この件を包括支援センターさんにも相談しましたが「家族の誰かに【乗っていいよ】と言って欲しいからだと思います。だめなことと、まだ理解できてるようなので、失効するまで肯定も否定もせず、話を聞くだけにとどめて、話題を他の話に自然と変わるように持っていってみてください」とアドバイスを受けました。今日も私はその話題にならないように、叔母が免許の話を始めても、それとなくスルーするようにしていました。

教習所近辺を徘徊しているのを検知

しかし先週は、叔母には内緒で付けている車のキーファインダー(tileというAndroidで使えるキーフォルダ)が、普段は行かない場所にある、教習所の近隣での検知を何度もしていて、「更新講習を予約しようか、どうしようか」の迷いが見え隠れしていました。

今日の訪問の前日に自動車教習所に電話し、3回目の更新講習を予約をしていないか?を確認しましたが、今の所まだ予約はしておらず、ホッとしました💦

教習所の受付の方も、私が何度も問い合わせをしていることを覚えてくださっていて「大丈夫です、何度でもお調べしますので」と言ってくださり、本当にありがたく、感謝しています。

叔母の誕生日は11月半ば。運転免許の有効期限はその翌月の12月半ばになります。もし更新するならその期限までに更新講習を受けてそれに合格してから、運転免許センターに免許証の交付申請に行かなければなりません。

ただ叔母が通えるこの自動車教習所では、今、更新講習を申し込んでも、予約が取れるのは約3週間後になるとのことから、もし万が一、こっそり更新講習を受けても、合格できなければ、またその3週間後しか再受講の予約が取れません。なので再受講出来ないまま、免許の失効日が来ることをただただ祈るばかりです。

【捨てたい病】再びやってくる

叔母の【捨てたい病】は、この3年間の介助介入期間の中で、過去にも何度かやってきました。突然あれもこれも【病的に捨てたがる】波がやってきます。叔母宅はリビングやキッチンは整理整頓されていて片付いているのですが、叔母の衣装部屋には着ない洋服が大量にあり、押入れにも大量の布団が押し込まれています。これまで何度も廃棄しているのですが、何分無駄に広い家で大量に物を【置ける場所がある】ので、捨てても捨てても全く減らない状態です。

普段から私は「こんなにたくさんあるから、将来おばちゃんが亡くなった後に全部まとめて捨てるから!小分けに何度も捨てに行かなくていいから置いてて!」と叔母に言うのですが、叔母は「業者に頼むと高い!」と文句を言い、あれこれを自分の車に積み込んで、直接地域の焼却場(クリーンセンター)に何度も持ち込んでいました。「車に積み込むのも腰や肩を痛めたら大変だし、車で遠い焼却場に行くのも危ないからやめて!」と言いますが、全く止めてくれません。

しかもそれだけで不用品の処分はしきれず、地域の子ども会のリサイクル回収に出したり、友達や親類に(母、叔父、義叔母など)ゴミ袋何個分も自宅まで押し付け配達していました。その単位も一度に10個前後と大量で、みんなが「ゴミばかり貰っても困る」と文句を言っていました💦叔母自身は「高くていいものばかり、まだ新品や!」と言いますが、実際にはどれも1000円前後で売られているような服ばかりで、しかも何十年分ですから、ザラに10-20年前のものも。いくら新品といっても、劣化したかばんや靴は合皮の表面もひび割れてボロボロで、中は湿気からかカビだらけ。洋服も古いデザインに古い生地、管理も悪いので虫食いもあり、到底人様にあげれるようなものではありますん。しかしそれを理解できない叔母は「いいものばかりをたくさんあげた!」と恩着せがましく何度も言うので、みんなかなり迷惑がっていました。直近では友達の娘さんにまであげに行ったと言っていました。(たぶん押し付けてきたのだろうと思います)

元々【安物買いの銭失い】的な買い物傾向のあった叔母ですが、軽度認知障害が出てからは更に拍車がかかったように思います。買い物に一旦出ると手ぶらでは帰れないようで、無理やりでも何かを買ってしまうという話をしていました。晩年、趣味がなくなってからは買い物がストレス発散になっていたと思われます。

とにかく安く捨てたい一心で姪を呼びつける

今回、叔母が私を呼びつけたのは「介護施設のことを相談したい」ということでしたが、実はそれは口実で【焼却場に要らない布団を安く捨てに行きたい】というのが本心だったようです。自分の車だと布団1組くらいしか積めないのですが、その倍以上積める私のワゴン車で捨てに行きたかった、ということが解りました😰

この日も叔母は免許更新の事や不用品の件で悩み(段取りがつけられなくなってきているので)、叔母は数日前からほとんど夜に眠れていないようでした。それでも私に「これを運んで!あれも」と指示し、30-40年前に買った客用の真綿の重たい重たい布団を2組+諸々を車にる見込み焼却場に捨てに行きました。

焼却場の職員に方には「姪御さんにそんな遠いところから捨てに来てもらってるの?!」と驚かれ、私を気の毒がってか「もう何回も捨てに来なくても(叔母が何度も来ていることを覚えてくれていて)業者さんに頼み!重たいもの積んでもらうのも大変でしょう!」と言ってくださいました。(本当に感謝です)しかし叔母は、職員さんに言われたときには「ほんと?取りに来てくれるなら次から業者に頼むわ!」と言いながら、帰り道の車の中では「業者に頼んだら高いから自分で捨てに来てるねん!」と文句を言っていました。そして「私の車で来たらこの半分も捨てられなくて500円やけど、あんたの車で来たら3回分捨てても同じ500円で済んだわ!」と大喜び。

その【500円の処分代】のために私は、前の晩に翌日分の夕食のおかずを下ごしらえし、朝から弁当を3つ作り、朝食を作って、犬の散歩に行って、洗濯機を回して干して、8時過ぎには家を出て、片道1時間かけてここまで来てるんだけどね…。一応交通費は(ガソリン代)くれていますが、その労力や大変さについては全く理解していない叔母でした。